AMERICAN HI-FI

THE ART OF LOSING (2002, Island)



 芸暦は長いけど、バンドとしては2枚目。2002年のフジロックフェスのスターターアクトとして観たのが彼らを知ったきっかけであった。これがなかなか小奇麗にまとまった良いライブだった。オープニングっぽくなかったけど、フジロックのスタートでGoods売り場めがけてダッシュする客を足止めさせるだけの効果はあったと思う。今やそれなりに知名度も上がり満を持した本作だったが、セールス的にはこけた。自分の予想ではグラミー効果のノラジョーンズには勝てないかなあとか考えていたのに、結果は初登場80位。。。これSingleじゃなくてAlbumチャートですよ。ドラマーがヴォーカル取ると突然売れるのは、カーペンターズ、Genesisと歴史が証明したのではないのか?売れないまま太ったり禿げたりしてしまうのか?デイブグロールなんて人も徐々に人気を集めてはいるが、そもそもデイブと同世代のこのバンド。キャリアを積んでいる時間はない。Sell Outと呼ばれるくらいわかりやすい曲を書いて欲しい。ボブロックがプロデュースと言う肩書きがSell Outなのはもはや日本だけだから。しかしBlink182に激似と思うのは私だけ?(mz)
AMERICAN HI-FI (2001, Island)



 ジャケにカセットテープのデザインをあしらったこのアルバム、まさにジャケが示すとおり、ハイテクとかPro Toolsとかデジタル・ミックスダウンとかそういう小手先の技術が音楽シーンを席巻する前のホントにストレートで、チープ・トリックに代表されるような70年代後期ロックを彷彿させる甘酸っぱさ満点のポップなメロディを持ったギターベースのロックンロールを存分に堪能させてくれる一枚。もともとレターズ・トゥ・クレオやヴェルーカ・ソルトといったボストン中心のバンドで活躍していたドラマーのステイシー・ジョーンズがスティックをギターとマイクに持ち替えて結成したこの4人組のアルバムは、彼がそれまでどんな音楽をやってきたかとかということとは無関係に、ストレートでポップなロックンロールを愛する人ならたちまちはまってしまうこと間違いなし。ヒット中の「Flavor Of The Weak」を初めとしていきなり70年代風にオープニングを飾る「Surround」、疾走感満点の「Scar」などのファースト・ナンバーから、「Safer On The Outside」「Another Perfect Day」といったポップながらエッジーなバラードまで全13曲一切捨て曲無し。夏の夜のハイウェイを疾走する時のBGMは是非これで。(阿多)


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