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アルタンはアイルランド出身で、いわゆるアイリッシュ・フォークのグループ。このアルバムは彼らの7枚目に当たり、メジャーのヴァージンからは『ブラックウォーター』に次ぐ2枚目となる。初のメジャー配給となった前作は、世界中で売り上げを伸ばしたようで、ヨーロッパやアメリカでもツアーが組まれて成功を収めるようになったそうである。ここ日本でも去る5月、「アルタン祭り」という名のフェスティヴァルが行なわれ、大盛況だったそうな。アルバムの構成は、ジグやリールと呼ばれるインストゥルメンタルのアイリッシュ・ダンス・ミュージックの間にヴォーカル・チューンが挟まる形式となっている。マンドリンやフィドルなどが強力なグルーヴを奏でるダンス曲は、ポーグスからヴォーカルを除いたような力強さに満ちているが、ヴォーカル曲はあまりトラッド・フォークらしさはなく、どこかのシンガー・ソングライターか、はたまた生音をバックに歌うエンヤかと思えるほどポップな色合いが強い。その二極に引き裂かれたかに見える音楽性の融合が今後の課題となるだろうが、クラナドやチーフタンズみたいにはならないでね。(鎌田)
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