YOLANDA ADAMS

BELIEVE (2001, Elektra)



 『変わらない事』の重さ。'88年のデビュー以来、スタジオ・アルバムとしては7枚目だから決して多作とは言えないだろうが、'00年の「The Experiense」から1年あまりで作られたアルバムは、まさに「乗って」作られた作品と言える。前々作「Open Any Heart」でグラミー賞ベスト・コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバムを受賞。押しも押されぬR&Bゴスペル界のトップに君臨するヨランダのニュー・アルバム。相変わらずジャム&ルイスのスケール感のある大きなバラードで幕を開ける。HipHopを獲り入れるなどコンテンポラリーな作り。何か大きな冒険をしたわけではなく、自分のスタイルを貫く姿勢には、筋がピンと通っている。『凛とした美しさ』とでも表現できようか。ゴスペル、HipHop、グルーヴと様々な音を演じながらも常に自分を見失う事がない強さと、全てを包み込む包容力とが一体となっている。実にクール!。力強い「Never Give Up」、ナタリー・コールのバラードを髣髴させる「Only If God Says Yes」、スムース・グルーヴな「Unconditional」など、まさに『おとなのグルーヴ』だ。(小松)


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