BRYAN ADAMS

ON A DAY LIKE TODAY (1998, A&M)



 「商売人」、「サントラおじさん」等と言われながらも、死ぬまで18歳のつもりでロックしている男「ブライアン・アダムス」39歳。前作の商業的不振の影響かあまりブランクが無かった上、「アンプラグド」も途中で発表されていたので、ここ2年は「1年1作ペース」になっていて、ファンとしては嬉しい限りだ。さてこの作品、久しぶりに映画とのタイアップによる先行シングルが無かった。その結果全米では”超”売れなかった。あるインタヴューでブライアンは「ヒット・チャートなんてバッ クストリート・ボーイズのような連中の為にあるのさ。」なんて強気なことを言っていたが、今作の目玉曲であるメル・C(スパイス・ガールズ)とのデュエット曲が全英チャートに入っただけの”小者”に、そんなことは言われたくない(怒れBSB!)。とか言って著者はブライアンのファンであり今作のことも好きだ。しかし、売れないブライアンは大嫌いだ。もう一度「商売人」として「サントラおじさん」な曲をを発表するか、「レックレス2」でも発表し、とにかくチャートには居座って欲しい。あと英国移住の影響か英国臭が少しするが、次作ではもっとアメリカンな作風を期待してしまう。(奥村)
MTV UNPLUGGED (1997, A&M)



 CD化されたアンプラグドも、もう随分な数になる。Eric ClaptonやRod Stewartのように、この企画で再浮上のきっかけをつかんだヴェテランアーティストも多い。さて、そこでBryan Adamsだが、彼もまた現在のスランプを脱するきっかけをこのアンプラグドの中で探しているようだ。R.J. Langeと組んだ前2作よりも昔の「名作」をアコースティックのアレンジで演奏することで、彼はおそらく、メロディーの力を再確認する作業をしていたのではないだろうか。3曲の新曲も、自分に今書ける最良のメロディーを模索するかのようにミディアム〜スローな曲ばかりだ。確かに、めざましい復調の兆しをうかがうことは難しい。もしかすると、もはやアダコンシンガーとしての道しか残されていないのかもしれない。しかし、このアンプラグドで得たはずの何がしかの感触を手に、40代に突入する万年青年が21世紀に問う新作を、Tシャツを3枚も持ってるファンとしてはやはり期待せずにはいられないのだった。(寺本)


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